GAFA vs China
インターネット情報通信産業はアメリカが独占している感がある。Google、アップル、Facebook、アマゾンの4大企業。他国の入り込む余地は無いようだ。
技術が進んだため個人の行動・好み・購買動向が完全に把握される。この半世紀でこのような時代になった、高齢者に生きにくい時代だ。
便利になった分だけ(その便利さの裏側に存在する)個人の情報が、GAFA(運営会社)に抜き取られている。集められた情報が想像を超えた利益をもたらしているのである。気づいていなかった個人がその使い方はいかがなものかと意識するようになったので、GAFAもそうした対応を迫られてきている。
以上は自由主義圏アメリカの自由競争社会での話だ、公正な条件で商売が許されている。結構なことである。しかし次はかの中国の話。GAFAに匹敵する中国巨大ITアリババの創業者が共産党指導部を名指しで批判。
個人的な見解だが、アリババの創業者はアメリカのGAFA指導者と同じ考え方をするビジネス経営者だろうと思う。体制が違う中での商売のやりにくさを実感しそれを率直に述べて当局の怒りを買った。しっぺ返しを受けながらも商売は続けられそうで良かった。
そこで感じることは、体制の違いの中で中国IT巨大産業がアメリカの巨大産業とタイマンを張れるとはちょっと思えないということである。