これも秀逸  – 固定観念との戦い –

「一人娘の将来が心配でなりません」という50代女性の相談。

要は一人娘のことが心配なのではなく、自分自身の生き方や将来の(独りよがりの)安心を確保したいとの潜在意識が、その対象をひとり娘に向けて具現化した心配ごととしての悩みなのである。

それに加えてひとりでいることは安心できないとするこれまでの長い歴史上の固定観念に縛られていることも悩みの要因としてあるでしょう。人間の行動は経験したことをもとにして過去の因習に左右されるものです。今の社会の変容とそれに続く将来のありように思いが至らないのが人間です。

こうした記事を読んで思うのは、いつになっても悩みは尽きない人間の業のつみぶかさです。

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